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April 09, 2005

『Pen 4/15号』

『Pen 4/15号』目で、聴く。『Pen 4/15号』。

『Pen』の今号(150号)はジャズのLPジャケット特集。前衛的で、直感的で、味わい深い。イケてるビジュアルのてんこ盛りです。見ていると……テンションが上がるのを感じます。ムラムラっと。メラメラかも? バックナンバーで言えば139号(映画のデザイン)や、142号(ブックデザイン)、145号(広告のデザイン)など。目と、心の肥やしですね。

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April 08, 2005

『許されざる者』

『許されざる者』それでもカッコイイという言葉しか出ない。クリント・イーストウッド監督・主演、ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン出演、『許されざる者』。アカデミー作品賞、監督賞、編集賞と共に、危険な雰囲気漂わせる保安官を演じたジーン・ハックマンがアカデミー助演男優賞を獲得した作品。

"監督"クリント・イーストウッドの出世作といったところでしょうか。数的優位や不意打ち、弱い者いじめは当たり前。丸腰の者、背中を見せた者、ケガ人にも容赦なし。強さを誇るのは愚か者と敵役、と西部劇を完全に否定しているような。そうやって西部劇の美学を剥ぎ取り、徹底したリアリズムと深いテーマ性を描きながら、最後には映画的カタルシスも味合わせる。見事な作品です。いや、これでカタルシスを感じるのは不謹慎かも知れませんが、行き届いた伏線や設定が自ずと立ち上がるラスト三十分の展開には、唸らずにはいられませんでした。

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April 07, 2005

『未来少年コナン』

『未来少年コナン』和製キングコング? 『未来少年コナン』。あっと言う間に再放送も残りわずかとなってしまいました。

今さら昔のアニメなんて、とずっと無視していたこの作品。空いた時間に飛び込んできたのを機に見始めたら、これがすっかりはまってしまったのです。大戦後という設定の人影まばらな、それでも(それゆえに?)青い空と海の世界を、伸びやかに跳んで、駆ける主人公。幼い子供が部屋を迷路に、公園を山河に見立てて遊ぶのにも似た、豊かな想像力と身体性から生まれた自由奔放な世界。そこでは主人公は無敵で、敵味方は明瞭で、ヒロインとの絆は何よりも強い。この作品が醸し出す単なる古さを越えた懐かしさは、そんな「ごっこ遊び」の育んだ幼児体験に根ざしているように思えます。

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April 06, 2005

『カウボーイ・ビバップ』

『cowboy bebop 5.1ch DVD-BOX』つけ合わせの音楽ではなく。『cowboy bebop 5.1ch DVD-BOX』。ちなみにCD-BOXはこちら

音楽が主役のアニメーション、としたら言い過ぎかも知れませんが(笑)。動画は技術の粋を尽くし、これから二十年は余裕で保障できるクオリティ。時おり遊び心も見せながら、隅々まで行き届いた演出もあります。物語は一話完結で、泣けるシリアスから笑えるコメディ、物憂げなアンニュイからバリバリのアクション、格好良いストーリーものからまったくのナンセンスまで、幅広く飽きさせません。そんな数々の要素がすべて(各話ごとに異なるテーマの)音楽によって調和されているのが、この作品の特筆すべき点だと思います。先に音楽ありきで、そこへ向けて収束させていったような。

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April 05, 2005

『フルハウス』

『フルハウス』今日から再放送開始(びっくり!)。『フルハウス』。NHK教育にて毎週火曜日午後7:00~7:25です。NHKの紹介ページへはこちらから。

『アルフ』『天才少年ドギー・ハウザー』『ブロッサム』などなど、夕方に放送されていた(現在も放送されているようですが)懐かしい海外ドラマの数々。中でも『フルハウス』は放送期間が長く、いつの間にか「あれ、この子こんなに大きくなってるよ!」みたいな、親戚的楽しみ方もできた作品で自然、愛着も湧いたもの。その第一回目から見られるとは! 年度早々縁起の良いことです(笑)。

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April 04, 2005

『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』

『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』赤面するほどロマンチック。『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』。

久しぶりに見たわけですが、ものすごい密度に驚きました。テレビアニメ版を二時間に再構成したのだから当然っちゃあ当然かも知れません。しかし星間戦争から人類滅亡、復興まで描く物語を映像化、ですよ?! CG万能の今のハリウッドでもあり得ない。素直に脱帽しましょう。

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April 03, 2005

『アビエイター』

試写会逃して自腹で鑑賞。マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演、『アビエイター』。以前に紹介した通り、キャサリン・ヘップバーン役のケイト・ブランシェットがアカデミー助演女優賞を獲りましたね。

多くの作品紹介で「夢とロマン」という言葉で形容していますが、それを期待して観に行くとがっくり。そして作った側もそれを意図していない印象を受けました。物語の軸は三つ。実在した富豪ハワード・ヒューズの女性関係と映画製作、航空会社の経営ですが、どれもが一時的に成功はしても、他人から理解されることはありません。カタルシスがない、というのは観客側の意見でしょうが、製作者側がそれを意図したのだとすれば、宣伝の華々しい言葉は集客用のブラフ(はったり)にも取れてしまいます。

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