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April 23, 2005

『シカゴ』

『シカゴ』鳥肌もの。ロブ・マーシャル監督、レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア出演、『シカゴ』。あらすじなどの詳しい情報はこちらに。作品、助演女優、美術、衣装デザイン、音響、編集の各賞でオスカーを獲っています。

現代風ミュージカル映画を体現した、と言えるでしょう。ナンバーの密度の高さと大胆な演出、カメラワークのダイナミズムに圧倒されました。もちろん歌やダンスは言うに及ばず、です。舞台が本領とは言いますが、ファンは映画でもミュージカルを楽しみたいもの。そんな欲求不満なところには強烈な一撃。……フツウの映画ファンはついて来られたのでしょうか?

この映画では、歌や踊りの場面は主人公の妄想として描かれています。本場ブロードウェイのあるアメリカでも、物語の途中でとつぜん歌って踊りだすのには、けっこう抵抗がある模様。たいていは夢や幻想の場面だったり、『コーラスライン』ではそもそもオーディション中という設定。歌や踊りがなければミュージカルではないのに、それをどう作品中へ取り入れるか工夫するのが面白いところです。(そういえばこちらで紹介した三谷幸喜の『オケピ!』ではミュージカル上演中のオーケストラピットという設定でしたね。)

全盛期を過ぎて久しいミュージカル映画、空前絶後の天才振付家ボブ・フォッシーという偉大すぎる存在の影、舞台を映画化する難しさ、映画俳優に歌とダンスを仕込む、などなど。いくつものプレッシャーを跳ね除けてこれだけの作品にを作り上げたロブ・マーシャル監督にはホント頭が下がります。


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筆者は音楽評論家ではないし、増してや多少演奏は出来るものの音楽家ではないので詳しいことは良くわからないが、そもそもミュージカルの発祥って何なのだろう? ネット検索や専門書も読んでみたが今ひとつピンと来ないのが実感である。歌という点ではオペラがあり、舞踊という点では(無論、オペラに舞踊も含まれるが)バレエが上げらる。ただ、音楽芸術の世界というのは、舞台に比べると、女性が舞台に上ることに肝要だったと言える。その伝統を残すのもは、わが国の「歌舞伎」くらいになったが、以前は舞台は男性だけのものであつたことは... [Read More]

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