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April 05, 2005

『フルハウス』

『フルハウス』今日から再放送開始(びっくり!)。『フルハウス』。NHK教育にて毎週火曜日午後7:00~7:25です。NHKの紹介ページへはこちらから。

『アルフ』『天才少年ドギー・ハウザー』『ブロッサム』などなど、夕方に放送されていた(現在も放送されているようですが)懐かしい海外ドラマの数々。中でも『フルハウス』は放送期間が長く、いつの間にか「あれ、この子こんなに大きくなってるよ!」みたいな、親戚的楽しみ方もできた作品で自然、愛着も湧いたもの。その第一回目から見られるとは! 年度早々縁起の良いことです(笑)。

NHK地上波の海外ドラマは”深夜大人向け”と”夕方子供向け”と大雑把に別れているようですが、どちらにおいてもコメディや恋愛のような言わば柔の要素と、教育や風刺や問題提起のような硬の要素を巧みに両立させている(させようとしている)点には驚きます。

30分や60分という(CM込みだとより短い)時間に双方の要素を収めるのは技術的に難しいことでしょう。海外向けに放映権が売られて、かつNHKがそれを買った、というフィルタがかかっているので米国産ドラマがすべてそうだとは(もちろん)言えませんが、脚本家など作る側の技術と目標の高さ、それらを要求する視聴者の存在が、かの国の映画産業も支えているのかな、とも思いました。

余談ですが、日本のアニメやマンガも同じではないでしょうか。これらの分野における日本のレベルの高さは、才能ある人間の膨大な人柱と、それを要求する貪欲な市場によって維持されているわけで。それが肥沃な土壌となって見事な森を作っているのです。どれだけ韓国やフランスが国としてバックアップしようと、土地そのものが異なる以上、日本がそれほど焦る必要はないはずです。

もちろんアニメやマンガを含めたコンテンツ産業を育成するとき、国や教育機関のサポートによって、売れる売れない以外の価値観を取り入れたり、暗黙知を共有したりすることは、一面では有効なのでしょう。しかしより直接的に個々の作品の質を高めているのは、芸術家としての自己満足や知識人の批評ではなく、作り手と受け手の剥き出しの欲求のせめぎ合いであり、その競争と淘汰という面も忘れてはならないのでは、と思います。


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