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March 18, 2005

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス共演、スティーブン・スピルバーグ監督。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。

才能豊かな犯罪者とそれを追う優秀な捜査官。ルパン三世的な面白さ、と言ったら大雑把すぎ? 大胆不敵に犯行を重ねるディカプリオと、ユーモラスで人情味あふれるトム・ハンクスの対比で楽しませてくれます。

悪者を単純な愉快犯に仕立てると作る側は楽かも知れません。また家庭の愛に恵まれず世間に理不尽な敵意を抱いている、というのもマンネリですね。そんな設定を、ちょっとないくらい小気味良いラストに上手くつなげている点で、もの凄く好ましい作品です。

同じくこの作品を印象づけているのは、ディカプリオ演じる詐欺師が実在したという点。お話として相応に演出が加わっているのは間違いないとしても、その天才っぷりに脱帽です。ノンフィクションでこんなん。じゃあフィクションの利点って何だ、なんて悩む気にもなります。

さらには、実話に基づいている、というコピーが無かったらここまで評価したかどうか。巧すぎて、かえって嘘くさい筋立てに見えたかも知れません。そう言えば物語中の詐欺の手口も、大胆なハッタリの中に幾分の真実を混ぜるのが成功の秘訣だった気がします。詐欺でも映画でも、本当っぽい嘘より、嘘っぽい本当の方が人を信じさせ、そして楽しませるものかも知れませんね。


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