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February 17, 2005

『のだめカンタービレ』

『のだめカンタービレ(1)』あちこちで話題になっているようなので、買って読んでしまいました。二ノ宮知子作『のだめカンタービレ1-11巻(以下続刊)。『Kiss』誌上にて連載中。

クラシック音楽マンガですが、堅いイメージを打ち破る個性的なキャラクターとけっこうな笑いの多さ。読んでいて声が漏れてしまうことが再三ありました。恥ずかしい。笑いだけでなく、ぐっ、ぐっと確実に人物が成長し、舞台が広がっていく筋にもかなり読み応えがあります。

ロックやポップ音楽を扱ったマンガはけっこう多いのですが、クラシックと来るとちょっと珍しいかも知れません。コンサートに行ったりすると分かるのですが、オーケストラの見た目や動きは、地味なように見えて意外に格好良いものです。耳だけでなく、目でも楽しまないと損というか。クラシックと笑いという意外性だけでなく、演奏中のオーケストラの動きや内面を丁寧に描いているところも、『のだめカンタービレ』のポイントと思います。

知らない世界を見せられる、というのはそれだけで読み手にとってひとつの魅力になります。同時にそこで知った業界知識や事情と言うのは、けっこう現実に影響を及ぼすものかも知れません。『日本の歴史』『世界の歴史』で歴史の授業に関心を持ったり、『三国志』で古代中国史に詳しくなった友人がいます。『ガラスの仮面』で女優を目指したり、『あしたのジョー』や『はじめの一歩』でボクサーを目指したり、(アニメですが)『機動戦士ガンダム』で工学部に進む人もいそうですね。さすがに『ブラックジャック』で医者を目指す人はいなさそうですけども。最近では『動物のお医者さん』で獣医を目指す、『ヒカルの碁』で囲碁を覚える、といったところでしょうか。

『のだめカンタービレ (CCCD)<br />
』関心を持った読者に、クラシック音楽界はどうリアクションするのか、と思ったらこんなCDが発売されていた模様。すでに品切れということは本気の企画ではなかったようですが、少し勿体無いかな、と感じます。もっとメジャーにしなきゃ、という切迫感があまり無いのかな?

ひょっとしたらマイナーなスポーツなんかは、下手な選手育成よりマンガ(家)に投資した方がメジャーになれる近道かも、と思うことがあります。アーチェリーとか男子ラクロスとかカバディとか?(すでにやっている人、ごめんなさい) 個人的に一番見たいのはチェスボクシングマンガだったりしますが。


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